初めてアメリカに進出する場合、個人のE2ビザを申請する時にアメリカで母体となる企業の登録をしなければなりません。まず、申請者情報を登録してビザ申請料金を支払います。通常のビザ申請ならこの後、面接の予約をとり面接を受けるのですが、E2ビザの場合、面接は企業登録が終わってからになります。

ステップ1 個人 アカウントを作成する

先ず、あなたのアカウントを作成します。以下の手順でアカウントを作成します。

1.アメリカ大使館のHPを開きます。 

アメリカ大使館HP

2.非移民ビザの貿易駐在員ビザ・投資駐在員ビザの詳細をクリックします。

3.ログインをクリックします。Captcha Textの下の『アカウントをお持ちでない場合は、今すぐサインアップ』をクリックします。

4.ユーザー名、パスワード、セキュリティ質問を入力して『Create』を押します。

これであなたのアカウントが作成されます。

ステップ2 申請者情報を登録する

アカウントが作成出来たら、あなたの情報を登録します。

1.ユーザー名、パスワード、Captcha Textを入力して『Sign In』を押します。

ここは、1回で入らないので苦労するかもしれません。CaptchaTextが合わないと言って蹴られることが結構あります。CreateNewImageを2~3回やり直すと入れます。

2. 『米国ビザ申請』が出てきます。左上の『申請を開始する』をクリックします。

3.申請者情報を登録します。

  ①申請者の詳細:国籍、名前、出生国、性別です。

  ②連絡先:電話番号、住所です。

  ③パスポートの詳細:パスポート番号、有効期限、生年月日、発行場所

入力後、『Submit』を押して登録が完了します。

ステップ3 DS-160を作成する

次にオンラインでDS-160を完成します。ビザ申請のハイライトです。アメリカ大使館のDS-160作成ページから入ります。 とても多くのquestionがあります。写真にある様にApplication IDが大きく表示されます。入力を求められる時がありますので、忘れない様に控えておいて下さい。

全部回答するのに1時間半から2時間位かかります。詳しい注意はYouTubeの●『Noroco's VISA Adventureを参照してください。

DS-160作成

アメリカE2ビザ申請・・・DS-160の申請から面接予約をとるまで

DS-160を入力する時に気をつけなければならない事が2つあります。

写真についての注意

写真についての注意を参照してください。写真についての注意眼鏡をかけないことの注意があります。

DS-160 に回答して行くと、最後に写真を提出するのですが、眼鏡をかけているとphotoflameにはねられます。サイズも合っているのに(600x600pxl~1200x1200pxcl)なぜか!?とイライラしますが、原因は眼鏡です。運転免許証やパスポートの証明書写真に慣れている日本人には違和感がありますが、眼鏡は外してください。

投資情報の事前把握

もしあなたが、投資家本人ではなく、Manegirial levelや特殊技術を持つEssential workerであるのであれば、投資内容を事前に投資家にヒアリングしておく必要があります。

  • 日本における親会社の有無
  • 投資の種類
  • 初期投資金額や累積投資金額
  • 従業員の雇用計画
  • 会社の設立日

等に回答しなければならないからです。

全ての質問に答え終えて、電子サインをすると(パスポートNo.と画面に表示されている数字を入力するだけです。)確認ページ(Confirmation Page)が出てきます。回答した全てのページとConfirmationPageは必ずプリントアウトしておいて下さい。料金の支払いの時に使います。

Eサインをする際に、『Did anyone assist you in filling out this application?』Yes or No を聞いてきます。これは全てあなたが自身で入力したものであるかどうかを聞いています。もし、隣で誰かのアドバイスを受けながら入力しても、内容をご自身で確認しながら入力しているのであれば、Yesです。入力を誰かに委任して現場にあなたがいなければ、Noです。しかしこの場合でも、責任はご自身にあります。

質問の中には、

・アメリカでスパイ活動をしたことがあるか? とか 

・マネーロンダリングや人身売買に関与したことがあるか? 

など、Yesを押すのを憚れる様な質問もあります。間違ってYesを選択しても責任はあなたにありますから、入力を自分でしない時は入力後のsummary sheetをご自分で確認しておくべきと思います。

Step4 ビザ料金を支払う

ビザ料金を支払います。支払いは、

・ Pay-easy対応のATM

・ インターネットバンキング

・ クレジット カード

で出来ます。

用意しておくものは、

・ パスポート

・ DS-160のConfirmation Page

・ クレジット カード(支払いをCCでする場合)

アメリカ大使館HP>ビザサービス>非移民ビザ>非移民ビザ申請方法>ステップ4:プロファイルの作成と申請料金の支払い及び面接予約

の順に進み、『申請料金の支払い方法のセクション』でオンライン予約システムのリンクをクリックします。新申請手続でDS-160のConfirmation Numberを聞いてきます。支払いが済むと12桁の受付番号が発行されます。

Step5 面接欄のスキップ

Step4の受付番号が表示された画面と同じ画面で面接予約が表示されていまが、企業登録が終わっていない場合は、この時点の予約はとりません。米国大使館での書類審査完了後に、通知が来ます。

Step6 企業登録

審査用の書類を揃えてPDF化し、東京の大使館もしくは大阪の領事館にメールで送信します。非上場と上場で内容が異なりますが、サブフォルダーの内容説明は、非上場のものです。

・書類は全て英語で作成すること

・トップフォルダーは米国の会社名にすること

・サブフォルダーをTab1~5まで作成すること

・手書きは不可

・Zipフォーマットで圧縮して1回の送信でおくること

などの細かいルールがあります。

サブフォルダーの概要をご説明しますと、

Tab1 基本情報
・DSー160の確認ページ
・会社からの手紙(証明書):申請する企業や申請者がE2全ての要件を満たしていることを明記したもの

アメリカで起業するためのE2ビザ、取得のためのステップと8つの要件

・履歴書
など
Tab2 企業の国籍・企業関係図:企業間の資本関係を表すもの
・法人設立定款、会社定款など
・税務署提出書類
など
Tab3 ・新設会社の場合は、出資金の調達方法や資本の投下履歴書 など
・買収の場合は、買収に関する書類、支払い証明書 など
Tab4 実態のある企業であることの証明・年次報告書、営業資料、ニュース記事 など
・営業許可証、ライセンス など
・オフィスの賃貸契約書(賃貸の場合)
・事業所の写真(工事中の場合は、その写真)
Tab5 企業が零細でないことの証明・過去3年間の単体財務諸表
・全従業員のW-2
・新規設立企業の場合は、事業計画書 など

    Step7 面接通知

    2か月から3か月で、上記の企業審査が完了すると申請人もしくは申請代理者(弁護士や行政書士)に面接についての通知が来ます。

    ・DS-160のConfirmation Page

    ・ビザ料金の支払い済証明書(12桁の番号があるもの)

    を持って面接に臨みます。

    お急ぎの場合は、お電話で
     月~金:9:00~18:00、土:9:00~12:00
      047-400-8011、080-4000-3580(携帯)
    事前にご予約いただければ、日曜、祝日も対応
     致します。