帰化を申請する時には、帰化動機書（なぜ、帰化を希望するのか）を自筆で書かなければなりません。大層なことを書く必要はないのですが、なぜ帰化したいのかを自分の言葉で訴える唯一の文章になりますので、一生懸命書くべきだと思います。色々な人の動機書を見ていると共通して書かれている内容があります。その内容をご紹介したいと思います。あなたが帰化を目指す時にご参考になれば幸いです。
１．動機書を書く時の注意事項
✔ 必ず自筆のこと。wordやExcelは不可。✔ 分量はA4一枚で十分である。✔ 内容は下記２．の内容に沿って素直に淡々と書く。✔ 文法的に正しく書けているか、日本語的に正確に書けているかが見られる。・・・日本人にチェックしてもらった方がいい
２．動機書に盛り込むべき内容
動機書に盛り込むべき内容については、特に定型があるわけではありませんが、以下の内容が網羅されていればいいと思います。
| ①国籍と名前 | 中国籍の申です。とか、韓国ソウル市で生まれた呉です等。 |
| ②来日の時期 | 平成２８年９月に留学で来日した。とか、日本人の今藤かなえと平成２９年１月に結婚して来日した等。 |
| ③来日してからの経歴や経緯 | 平成２７年４月に東京機械に就職して現在に至る。とか、妻（夫）との間に平成３０年６月に子供を授かり現在に至る等。 |
| ④現在の環境や状況 | 会社の同僚や上司と良好な関係が築けている。とか、子供達と一緒に生活できてうれしい等。 |
| ⑤日本に対する感想 | 清潔で暮らしやすい。とか、日本の文化に憧れてきた。日本人は親切で思いやりがある等。 |
| ⑥犯罪、社会的義務の履行 | 犯罪歴がない。納税もきちんと果たし善良な市民として生活している。 |
| ⑦生涯日本で暮すことの覚悟 | これからずっと日本で生活して行くことを表明する。 |
| ⑧帰化の許可願い | どうか帰化許可のほど宜しくお願い申し上げます。とか、許可を戴きたくお願い申し上げます等。 |
記載例（必ず手書きしてください。）
①私は、中国籍の汪と申します。平成６年に中国吉林省で生まれました。日本が好きで、学生のころから旅行や交換留学生で何度か来日しております。
②平成２８年９月に留学の在留資格で来日し、就職も日本でしてずっと日本で生活しております。
③現在は、日本機械工業株式会社に勤務しております。来日から６年以上、就職してからは３年半以上が経過しました。
④会社の同僚や上司との人間関係も良好で、毎日楽しく仕事をすることができていて、充実した日々を送っています。
⑤周りの日本人の優しさに触れるたびに日本に来て良かったと思わされます。私も日本人のような思いやりのある人間になりたいと思いました。
⑥私の生活の基盤は日本にあります。私には前科も無く、納税の義務も果たし善良な生活を送っております。
⑦これからも日本で生活して行くつもりでおりますので、本国に戻る意思はございません。帰化後は一層仕事に励み、日本社会に貢献できるように日々努力していきたいと思います。
⑧どうか帰化の許可を戴きたくよろしくお願い致します。
３．帰化動機書を書かなくても良い人
・特別永住者は動機書を各必要はありません。
■ お急ぎの場合は、お電話で
月～金：9：00～18：00、土：9：00～12：00
047-400-8011、080-4000-3580（携帯）
■事前にご予約いただければ、日曜、祝日も対応
致します。
